2020年01月17日 ---- ボス

アタマの悪い「移転元地」の活用

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東日本大震災で津波にあった岩手・宮城・福島の東北三県は、将来再び同等の津波に襲われることを想定し、海岸から一定の距離へは住むことを諦めてもらい、内陸の高台への集団移転事業を進めている。この「海に近く、住めなくなった地域」を「移転元地」と呼んでいる。私はこれまで何度もこの「移転元地」を訪れ、その都度悲しい気持ちになった。◆人が住めなくなった「移転元地」をどのように利用したら良いのか?地元の市町村には知恵がない。自分たちでは思いつかないので高いカネを払ってコンサルタントにお願いする。コンサルタント会社はそもそも経営や経理をコンサルする会社。「人が住めなくなったところをどう利用したらいい?」なんて問いに答えられるヤツはいなかった。◆果たして、整地が終わった広陵な東北3県の太平洋沿岸には「太陽光発電パネル」が並び「平和祈念公園」ができ「パークゴルフ場」ができた。その3つが繰り返し建設されている。なんともみっともない◆私が「それならヘリコプターの訓練場を作ってください」とお願いしても「パークゴルフを楽しむ方々にはヘリの音はうるさく感じますね」などと言ってくる。◆少しはまともなコンサルなり首長なりはいないものか?こちらは心から東北の復興を願っているのだが情熱もなく、「めんどくさい」と思う役人ばかりが東北で働いているように感じる。それじゃダメでしょ! 頑張れよ、東北! 一緒に頑張りましょうよ、東北。 ◆「太陽光発電」と「パークゴルフ」と「平和記念公園」の繰り返しは「脳がなくて恥ずかしい」と思いましょうよ、東北。

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2024年03月29日 ボスの
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