◎2011年06月28日 ---- ボス ◎
- 銀行批判
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読む方が少ないことを良いことに本日は少々グチらせてもらうことにした。銀行批判をする。・・・(嫌われそうで、銀行の方を前にしてはなかなか言えない。経営者の苦しいところ。蔭では銀行の悪口を言い、向かい合ってはゴマをする。私も例外ではない。)
当社のビジネスには自信を持っている。社会的意義も高いし貢献度も小さくない。発注者も国や地方自治体、あるいは大企業がほとんど。ただ我が社には財産がない。事業は拡大しても銀行に差し出す担保がなければ銀行はカネを貸してくれない。契約書や発注書は担保にならない。一昨年、大手企業からの発注書を持ってメインバンクを訪問した。この発注書を担保に仕入に必要なカネを借りたいと思った。頭を下げる私に若い担当者は軽蔑したような口ぶりで言った。「こんなの偽造かもしれないもんですね。」
それまで10年以上もメインバンクとして付き合ってきたそのメガバンクと離れる決心をした。いまだに許せない。
銀行は不動産を担保に差し出しさえすればどんな杜撰な事業計画であってもいくらでもカネを貸す。一方、国との契約書や大企業からの発注書では一銭もカネを貸さない。バカみたい。これではわが国の産業は発展しない。経済が収縮するのみだ。銀行がわが国経済をつぶす。
結果どうなったか。あの大震災の被害に遭われて苦しんでいる方には大変失礼な言い方になることを許してもらい敢えて言う。浦安や福島や宮城の土地・不動産を担保に貸していたカネは返ってこない。当社にカネを貸した銀行はキッチリと利益を上げた。そろそろ銀行も目を覚ますべき時期でなないのか。 - コメント (0)