◎2021年04月09日 ---- ボス ◎
- まだまだ未熟。弱者への配慮が足らない私。
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先日、友人たちと千葉の山奥でゴルフをした時の話。そのクラブハウスの食事は不味いのに値段は高い。ハーフが終わって昼食タイム、我々4人はクラブハウスを出て近場の食堂へ行くことにした。◆まさに場末の食堂に着いてラーメンとチャーハンを頼んだ。我々の隣のテーブルでは30歳くらいのニーちゃんが一人でビールを飲み餃子を食べていた。この男がやたらと我々に話しかけてくる。「誰かビールを注文する?」「ビール飲む人はクルマ運転しちゃだめだよ」など。最初は無視していたがあまりにもしつこい。私はつい「うるさいよ!」と少し大きめの声で叱りつけた。ニーちゃんは黙った。しばらくすると出て行った。◆「ヘンな奴だったね」と私が言うと私の隣に座ってたYクンが言った。「かわいそうな人ですよ。自閉症かな?障害持って生まれて来たんだよ」と。その声は小さかった。優しい声だった◆「あっ!」と私は思い出した。Yクンの娘さんは生まれつき障害があってYクン夫妻はその娘さんを大切に育てている、ということを。Yクンの娘さんがどんな障害を持っているのかは知らない。◆自分の娘が生涯を持って生まれて来たYクンは愛情を持って苦労しながら娘さんを支えている。Yクンは他の障碍者にも優しい眼を注ぐ。私は隣のテーブルに座るヘンなニーちゃんを「うるさい!」と叱りつけた。優しい気持ちが足りなかった。隣のニーちゃんとともにYクンをも傷つけてしまったかもしれない。反省している。
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