2021年05月06日 ---- ボス

『青春の門』

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緊急事態宣言下であった昨年のゴールデンウィーク、私は40年ぶりに三島由紀夫の『豊饒の海』を読み返していた。そして今年のゴールデンウィークもまた緊急事態宣言下。今年は50年ぶりに五木寛之『青春の門』を読み返すことにした。◆中学2年生の夏だった。佐伯市の二階堂書店で私は大佛次郎の『赤穂浪士(上・下)』と五木寛之『青春の門』、3冊の文庫本を購入した。本屋を出たところで社会科の教師、佐藤丞先生と出会った。「おっ、キノシター、何買ったんだ?」と先生が私の購入した本を指した。私はそれを先生に見せた。「ほー、さすがキノシタやね。」と言って先生はニコッとされた。約50年前の記憶だがはっきりと覚えている◆初めて『青春の門』を読んだとき、私はそこに書いてあることをはっきりと理解できていなかった。背伸びして読んでいたのだろう。少年の「性」を私はこの本と同時進行で学んでいったように思う◆昨年40年ぶりに読み返した『豊饒の海』はストーリーをおぼろげに覚えていた。今年50年ぶりの『青春の門』は「性」に関するところどころのエピソードは覚えていたがストーリーに関しては全くの初読という感じであった。楽しく読んだ。◆コロナ禍でも何かを得る。私は純情だったあの頃を思い出していた。

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2024年12月20日 ボスの
スケジュール
  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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