◎2021年06月10日 ---- ボス ◎
- コロナ、楽観視する私
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「集団免疫」という言葉がある。誰もきちんと説明しない。多分、説明してもほとんどの方が理解できないからしないのかな?◆私は「算数の問題」と思っている。一人の感染者が何人に移したのか、この数字が「実効再生産数(R)」。例えば R=1.5だとする。100人感染者がいれば彼らは150人に移すということだ。ところでこの場合周りの人間の1/3が免疫を持っていれば100人が移すのは100×1.5×2/3となって100人に移すだけで済む。実効再生産数は「1」になる。実効再生産数(R)が1以下になれば徐々に感染は収まってくる。◆さて欧米とわが国では明らかに(R)の値が違う。欧米では爆発的に感染者が増えたがわが国ではそれに比べると「さざ波程度」という表現はバッシングされるものではないだろう◆仮に欧米でのRが2.0だとすれば50%が免疫を持てば感染は収まる。すでに5%の罹患者がいるのであれば約45%がワクチン接種した時点で感染状況は縮小に転じる。実際にそんなものだろう。我が国のRはおそらく1.5程度。そしてすでに国民の2%程度が感染し抗体を持っている。もしそうであれば30%の国民がワクチン接種した段階で縮小傾向に転ずるはずだ。◆私はこのまま順調にワクチン接種が進めば意外と早く感染者縮小に入る、つまり集団免疫が形成されることになるのだと予想している。残念なのはワクチン接種を老人優先したこと。老人のRは小さい。Rの大きい若者から先に接種すべきだった、と思う。
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