◎2022年03月24日 ---- ボス ◎
- どうでもいい話(2)
-
暗い日が続くので今日も「どうでもいい話」を書く。◆その日、私は六本木のなじみの洋風居酒屋で友人の「まっちゃん」と待ち合わせをしていた。まっちゃんとの待ち合わせ時刻よりも15分早く着いた。店にはまだ客は誰もいない。私一人。私はその店の名物の「豆腐ステーキ」をオーダーして、一人でビールを飲み始めた。そこにキレイな女性が一人で入ってきた。なんと橋本マナミさんだ!マナミさんも誰かと待ち合わせみたい。その時点では店内の客は私と橋本マナミさんだけ。マナミさんは私の左前方の席に着いた。私はチラチラとマナミさんを見ながらビールを飲み豆腐ステーキを食べていた。◆そこに「まっちゃん」が登場。「キノシタさん、早いねえ。えっ、もう飲んでんの?」などと言いながら私の向かいの席に着き「オレもビールちょうだい!」と店のおねーさんに注文する。まっちゃんは橋本マナミに気づいていない。私は「まっちゃん、振り返っちゃダメだよ。あなたの後ろに座っているのはハシモトマナミだよ」と小さい声で告げた。◆その時点では客は橋本マナミ、まっちゃん、私の3人だけ。なぜか私には妙な緊張感があった。向かいに座ってビールを飲んでいるのはまっちゃんなのに、なにか気取っている自分に気づいていた。私は居酒屋でも基本、紳士で通している。◆そうしているとなんと橋本マナミがトイレに立った。(昨日書いた)綾瀬はるかさんと遭遇した店と同じくこの六本木の居酒屋もトイレは男女兼用の一つだけ。私は綾瀬はるかさんの時を思い出していた。あの時は息子の目を意識して我慢したのだったなあ。それでなにか後悔していたなあ、と思い出していた。うん、そういえば今ちょっとオシッコしたくなってきたな、などと思っていた◆そんなことを思っているところで橋本マナミがトイレから出てきた。すると、あろうことか、まっちゃんが「キノシタさん、わりい、ちょっとオシッコ」と言って、マナミさんと入れ違いでトイレに入ったのだった。私はなぜか悔しくなった。
- コメント (0)