2022年03月25日 ---- ボス

どうでもいい話(3)

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その店の名物料理は最高に美味い。店に迷惑をかけると悪いので詳しくは書けない。私は月に一度くらいの割合でその店を訪問する。オーナーと私はゴルフ仲間でもある。店はカウンター8席のほかテーブル席がいくつかある。今日の話は私の体験談ではなく、その店のオーナーから聞いた話。今から3~4年前のこと。まだコロナ騒動の前の話である。◆その日、店の最初の客が三浦春馬クンと佐藤健クンだった。この二人は仲良しだ。二人はカウンター席の右端(店の一番奥)に着いた。三浦春馬と佐藤健が飲み始めたころ次の客が二人入ってきた。それが手越祐也クンとそのお友達(男)だった。手越クンは先客に三浦春馬と佐藤健がいることに少し驚いたようだったが二人に挨拶をした後カウンターの左端(店の入り口側)に着いた。オーナー曰く「キノシタさん、佐藤クンも三浦クンも手越クンも、みんなとても感じの良い好青年ですよ」◆その店の8席のカウンター席は、右側(奥)から順に「佐藤健」「三浦春馬」「空席」「空席」「空席」「空席」「手越祐也」「手越祐也の友人」となっていた。そこにごく普通の仲良さそうなカップルが入ってきた。オーナーは4つの空席の中の真ん中の二席を彼らに勧めた。「佐藤健」「三浦春馬」「空席」「カップル(女)」「カップル(男)」「空席」「手越祐也」「手越祐也の友人」となった。カップルは生ビールを注文してメニューを見始めた。だが女性の方はメニューを見ずにキョロキョロしている。◆オーナー曰く「キノシタさん、長いこと店やっていますが、私はあんな可哀そうな男の子を見たことがありません。運が悪いとしか言いようがありません。」カップルできた女性は手越に、三浦春馬に、佐藤健にキョロキョロしてしまう。落ち着かない。彼らと、自分の隣に座る男をつい見比べてしまう。うん、ホントにこのカップルの男の方、可哀そう。あのカップル、いったいそのあとどうなったのだろうか?◆それから1年経ったころだったか、三浦春馬さんは永遠の旅に出た。私は三浦春馬クンのファンだった。

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2024年04月24日 ボスの
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  • 午後読書
  • 夕方銀座徘徊
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