◎2024年11月25日 ---- ボス ◎
- 評価され過ぎじゃないの?
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以前この欄で「なぜそんなにもてはやされるのか分からない」と私が感じているものとして「生パスタ」「羽根つき餃子」「牛カツサンド」などを上げた。その続き、という訳でもないのだが・・・◆今回は絵画と高級料理。まず絵画だがなぜあれほどもモネの「睡蓮」がもてはやされるのかが私には分からない。いや「キレイな絵だな」とは思う。だが「もてはやされ過ぎだ」と同時に思う。モネは睡蓮を200枚ほど描いたと聞く。どれも美しいが私には響かない。(最近の言葉では「私には刺さらない」)。やはりモネは「日傘をさす女」であり「アルジャントゥイユ」だろう。行列に並んでまでも「睡蓮」をあがめ、「最高です。感動しました」などと言う人の気持ちが私には不思議に思える。◆高級料理では「上海ガニ」。この時期の高級中華料理店ではどこも「上海ガニ」が売りである。かつては私も楽しみなフリをしていた。無理して上海ガニを食べて「やっぱ、美味いねー」なんて言っていた。そりゃ不味くはない。だが、それほど美味いものでもない、と思う。日本のズワイガニや毛ガニの方が余程うまい。◆あくまで私個人の嗜好の問題である。モネの「睡蓮」が大好き、という人も「毎年、本場の中国まで上海ガニを食べに行く」という人も貶すつもりはない。◆そういえば今から8年前、上海出張のついでに江蘇省まで行き、取れたての上海ガニを御馳走になったことがある。私と一緒に行ったE君は「美味い、美味い」と食べていた。私も案内してくれた方に失礼にならないように「美味い、美味い」とは言ったが心の中では「やっぱりズワイにはかなわんなあ」と思っていた。
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