◎2011年10月11日 ---- ボス ◎
- 思い出散歩
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ラジオで面白い言葉を耳にした。「思い出散歩」。彼は秋になるとよく思い出散歩に出かけるという。自分の中学生時代や高校生時代などに思いを向け、記憶を呼び起こす。「〇〇さんは可愛かったなあ」「〇〇先生の授業であんなことがあったなあ」などなど自分の過去の一時期にスポットを当て、その当時に自分を運ぶという。そして「あのとき、なぜ、僕はあそこにいたのだろう。」「なぜ、あんなことを言ってしまったのだろう」などと考え、その理由を探っているうちに「思い出迷子」になってしまうという。その思い出追及から抜け出せなくなってしまうのだとか。
実は私もこれと同じようなことをよくする。私をよく知る方々は知っているが私は気が小さく、臆病で、悲観的な考え方しかできない性質。楽観的な未来を想像するより実際に経験した過去に戻る方が楽であり面白い。そりゃ「豪放磊落で楽観的」な経営者の方が魅力的で本人も楽しいことだと思う。そのようになりたいとトライもしてみた。しかし、人間の本質は簡単に変えられるものではないことが50歳を過ぎると分かってくる。「気が小さく、臆病で、悲観的な考え方しかできない」経営者がいたっていいじゃないか、と最近開き直りつつ、実は昨夜も思い出散歩を楽しんだ。 - コメント (0)