2012年05月25日 ---- ボス

老い

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もちろん「老い」は誰にでも来るものであることは知っていた。知っていたが老いた母を前にするとやはり寂しい。そして悲しい。33歳で夫を交通事故で失い、女手ひとつで私と姉を育ててくれた母の傘寿の祝いに帰省している。◆帰省する度に母は老いていく。カラダが老いるのみでなくアタマも老いていく。同じ話を何度も何度も繰り返す。漫才のような堂々巡りの話。話始めの話題に戻りまた繰り返す。こちらは優しく哀しく同じ話を聞いている。◆そろそろ施設に入ってもらわなければ、と思うがなかなか切り出しにくい。思い切って話題にしようとしてもプライド高い母は即座に「嫌よ!」と否定する。この時だけ、まだまだ元気。◆なんとも難しい。「母さん、ここまでありがとう。」となかなか面と向かっていえない。・・・ありがとう。

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2024年04月24日 ボスの
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