◎2012年12月04日 ---- ボス ◎
- バカかっ!道路公団!
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九州大学の土木工学科を卒業した。留年したおかげで同級生が普通の人の2倍いる。いま問題の中日本道路公団(ネクスコ中日本)に同級生が6人もいる。みな、いいヤツ。仲が良い。彼らをけなすのは心が痛む。が、敢えて言う。バカか!キミらが道路公団内に数十年もいて今回の事故を避けられなかったのか!◆道路とコンクリートを少しでも学んだ者なら今回の崩落事故は間違いなく予想できる。そもそも何故あのような構造にしたのか?吊り天井が必要なら金属製の床にするべき。重たく経年劣化の進むコンクリート床板を高速道路のトンネル内の吊り天井に使うなど素人の考え。◆ヘリポートの専門家としてコンクリート床のヘリポートをなるべく避けるようにお願いをしている。アルミデッキのヘリポートを勧めている。イニシアルコストは確かにコンクリートの方が安いことが多い。しかしメンテナンスや数十年後の事故発生の危険性を考えればアルミデッキにすべきもの。数年前、当初設計はアルミデッキのヘリポートだったものを受注したゼネコンの現場所長の一存でコンクリートに変更された。私はコンクリート床の危険性を主張した。ところがそのゼネコンの所長は関西弁でこう言った。「オレはこの現場で定年なんよ。20年後、30年後のことまで知らんわ」と。おそらく今度の崩落事故もこれに近い無責任な誰かが引き起こした人災であろう。
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