◎2012年12月05日 ---- ボス ◎
- クリスマス
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例年この時期は街を歩けば必ずクリスマスソングが聞こえてくる。我が社でも私の部屋に大きなクリスマスツリーが飾られている。明るく楽しいクリスマスムード。悪くない。◆ただ残念ながら心からクリスマスを楽しむことができない。幼い頃、サンタクロースの存在を信じていた。少し疑い始めた頃だったろう、8歳の冬、父親を交通事故でなくした。生活が一変した。サンタクロースなんていないことを父の死で知ることになる。寂しい思い出。その後のクリスマスは苦痛だった。小学生はクリスマスの翌日、サンタさんになにを貰ったかを自慢しあう。なにももらえない私はその話題に加われず寂しい思いをした。◆50歳を超え、人並み以上の給与をもらい、銀座のジャズバーでクリスマスソングを聞いている。幸せなことだ。ありがたい。だがきっと、あの頃の自分と同じような気持ちでクリスマスを迎える子供も多いのだろう。ついそんなことを思ってしまう。残念ながら心からクリスマスを楽しむことができない。
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