◎2013年03月25日 ---- ボス ◎
- 生まれながらにして・・・
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「本来、人は『生まれながらにして』できるだけ多くの貨幣を得ようと願うものではなく、むしろ慎ましく質素な生活とそれに必要なものだけを願うものだ」とマックス・ウェーバーは分析した。しかるになぜ貪欲に利潤を追求する者が現れたかを彼は宗教上の派閥やその教理に基づくと意味づけを進めた。◆宗教に関係なく、この日本でも「多くの貨幣を得ようと願う」ことをしない者が増えていることを確かに感じる。給料が多い会社よりも休日が多い会社を望む大学新卒者も多いようだ。会社内でも「偉くなって少し給与が上がるより、責任が重たくない今のまま方が居心地がいい。」と判断する者が多い。私には「情けない!」と感じてしまうが、残念ながらそれが現状。恵まれた社会環境の中でそこそこ恵まれた家庭で育つと向上心がなくなるのだろうか?最近は私もそれに慣れ、「情けない!」とも思わなくなった。それが「草食系」ということなのだろう。「なかなか後進が育たない。」と経営者仲間が集まるとそんな会話になる。
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