◎2013年04月23日 ---- ボス ◎
- 貧乏に生まれれば・・・
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ほほえみの国、タイの悲しい現状を見て来た。「金持ちに生まれれば死ぬまでカネ持ち。貧乏な家に生まれれば死ぬまで貧乏。」 そんな話を現地を案内してくださったNさんから聞いた。とてつもない金持ちが大して働きもせず優雅な生活を送っている一方、街中に乞食や娼婦が多い。「貧乏に生まれれば死ぬまで貧乏」という状況は容易に想像でき「そうなんだろうな」と納得した。◆アメリカには古くからアメリカンドリームという言葉がありまさに一代で巨万の富を築いた先人も多い。我が日本は世界一の社会主義国と揶揄されるほど貧富の差が小さい。両国ともタイの貧しさに比べれば幸せな国に思える。だが日本でも「金持ちに生まれれば死ぬまで金持ち」に近い状況になりつつあるようで心配だ。金持ちでなければ難しい大学に入れなくなっているという。東大生は金持ちの子供ばかりになってきたと聞く。◆貧富が世襲になれば日本もタイのようになってしまう。親のカネ、親の資産は一代限り、せめて二代限りのようにして相続税を多くしてそれをみんなに分け与える施策をもっと真剣に考えるべきだと確信した。
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