◎2013年10月21日 ---- ボス ◎
- 航空祭
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この週末、招かれて三重県の明野にある「陸上自衛隊航空学校」の航空祭に出席してきた。陸上自衛隊の大イベント。全国から多くの防衛関係者が集まる。前夜祭では僭越ながら諸先輩方を前に乾杯の音頭取りを仰せつかった。◆翌イベント当日は残念ながら朝から大雨。それでも地元の方を中心に数千人が見物に訪れた。国会議員や近隣の市町村長なども多い。陸上自衛隊が有するすべての機種のヘリコプターが並び、パトリオットなどの装備品の展示もある。先着1000名は大型ヘリでのホバリングも体験できる。式典の最初に、明野駐屯地司令も兼任する大西裕文航空学校長が「ヘリや装備品を見るとともにこの駐屯地で働く隊員たちを見ていただきたい。」と挨拶された。◆「隊員たちを見ていただきたい」と学校長が挨拶されるずっと前から私は隊員たちを見ていた。そして感動、感心していた。大雨の中、駐屯地の広大な駐車場に着いたのだが隊員の方々の誘導はきびきびとし、分かりやすく、その辺の大型スーパーの誘導員とは大違い。トイレの場所を探す子供を案内する女性自衛官は、デパートガールのようにほほ笑みを絶やさず丁寧に接していた。総合案内所に控える隊員たちはまるで一流ホテルのベルボーイのよう。とにかく隊員全員が「おもてなし」の心を持って来賓、来客を分け隔てなく接していた。◆当社が納める練習用ヘリ「TH480B」が5機で編隊飛行を披露する予定であり、それを楽しみにしていたが、雷の予報があり中止となった。編隊飛行を見ることができずに残念ではあったが、上空を眺めることをせず地上の隊員たちを眺めることにより新たな発見があった。得るところの多い航空祭であった。「みんなのために」と頑張ってくれる意識の高い自衛官が多い。感謝と感動の航空祭であった。
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