◎2014年03月27日 ---- ボス ◎
- 後工程はお客様
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社会人としてスタートした前田建設工業時代、上司から「後行程はお客様」という言葉を口酸っぱく言われていた。自分の仕事が片付けばそれで良い、というのではダメ。次に乗り込んでくる人が働きやすいように心を込めて準備をしてから現場を去れ、というもの。現場だけでなく書類作成業務でも経理処理業務でも同じ。常に、次の人へほんの少しでも配慮すると人間関係はスムーズに進む。◆当社はビルの15階にある。14階~16階専用のエレベータを利用する。1階以外は他の階には止まらない。早朝、私が出勤する時刻に出勤する人はまばら。エレベータで誰かと一緒になることはまずない。15階でエレベータを降りるとき私は「1」のボタンを押す。早朝のエレベータ利用者は1階から乗る人ばかり。次に出社した人がすぐに乗れる。きっと気分いいだろう。◆「あと行程はお客様」を心がける私は少し意地悪くなった。早朝、エレベータ乗り場に着くと2基の専用エレベータのどちらもが「16」を指していることがある。「16階の新聞社の連中、気が利かないなあ」と舌打ちすることがある。実は今朝も舌打ちをしていた。こんな自分を少し反省。
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