◎2014年05月02日 ---- ボス ◎
- 大リーグ観戦
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ヒューストンではビジネスの合間に、米国住友商事副社長O氏のアテンドで大リーグ観戦を楽しむことができた。私はこれまで40回程度渡米しているが大リーグ観戦は初めての経験。ヒューストンの弱小球団アストロズとオークランドアスレチックの試合。建築に興味ある者、デザインに興味ある者にとって、とても魅力的なミニッツ・メイド・パークでの観戦は楽しさが倍増した。だがその楽しさ以上にもっと感動したことがあった。◆練習風景や試合前のイベントを楽しんだ後、私はビールとホットドッグを購入しようと長い列の後ろに並んだ。グラウンドではまだ試合前のイベントが続いていた。やっとあと一人で私の番というときに米国国歌の前奏が聞こえてきた。するとホットドッグ売り場のオジサンは「ストップ」と腕と目で表現し、その腕を自分の胸に当てた。気付くと行列のみんなが胸に手をあて国歌を歌っている。雑談を続ける者も歩いている者もいない。敵も味方もない、みなアメリカを愛すと確認しているように私には映った。◆日本では「君が代」を歌うことに抵抗する教師も多い。プロ野球の試合前に君が代が流れることも少ないようだ。政治的な、あるいは思想的な背景はともかく、国民の多くが強制されずに一つの象徴の元に団結できることが強い国力に繋がるのだろうと強く感じた。
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