◎2014年05月20日 ---- ボス ◎
- 秋田大学病院ヘリポート供用開始
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昨日、当社が施工した秋田大学病院のヘリポート供用開始式が開催された。ドクターヘリ、警察ヘリ、防災ヘリが次々と着陸した。◆大学を出たばかりの若い頃、私は前田建設工業に勤務し「都市土木」と呼ばれる現場で懸命に働いていた。「物を作る仕事をしたい。大きい物がいい。」などとの志があったわけではない。志は無かったが言い訳のようにそんなことを言っていた。7年間の在籍期間中に「橋」「道路」「共同溝」「水道のためのトンネル」などの工事をし物を作った。何度か供用開始式に立ち会った。苦労して作った道路や橋の供用開始に立ち会っても自分が感動しないことに驚いた。◆道路や橋の供用開始と言っても実は昨日まで工事用車両でそこを何度も走っている。供用開始とは「一般の方々」が供用できることを言った。セレモニーは大掛かりでも工事従事者としては感動は薄かった。◆ヘリポートの供用開始は道路や橋とは異なる。供用開始式で初めてヘリが飛来して着陸するのだ。強度も安全性も十分であることは分かっているのだが最初の着陸はやはり緊張する。無事着陸するとホッとする。嬉しい。道路や橋では味わうことができなかった感動がある。「このヘリポートの供用によって助かる命があるのだ」と思うと嬉しさはさらに増す。◆当社施工の病院屋上ヘリポートはもうすぐ50か所となる。
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