2014年05月21日 ---- ボス

就職と思想

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大学3年生の息子が就職活動のことを話題にし始めた。大手企業に入った先輩たちからのアプローチがあるようだ。金融・商社・報道・メーカー、さて彼はどの方向を目指そうとしているのか、私にまだ具体的な相談はない。私もそうであったが大学3年、4年はまだまだ子供。自分の将来へ向けての目的もなくビジョンも描いていない者が殆どであろう。そして彼らの多くはほぼ「偶然」によってどこかの企業に就職していくのであろう。◆「偶然」に就職した、自分の属する企業のために彼らは懸命に働く。所詮、人生とはそんなものだ。「巨人」に入れば「巨人」のために「阪神」に入れば「阪神」勝利のために懸命に働くのだ。働きが認められれば収入や地位がついてくる。人生とはそんなものだ。プロ野球でも銀行でも商社でも同じ。偶然の結果の場所で懸命に働くといい。◆私が分からないのが「新聞社」という就職先。「朝日」と「産経」では考え方、物の見方が大きく異なる。就職しようとする大学生はその新聞社の考えを十分理解しているのだろうか?「朝日」に落ちて「産経」に就職する奴はいないのか。大学生はまだまだ子供。自分の考えを明確に持っていない。恐らく彼らは新聞社に入ってから洗脳されてしまうのだろう。「朝日」に入れば「朝日」の考えに、「産経」に入れば「産経」の考えが「自分の思い」と同化されてくるのだろう。かつて「安保反対」と叫んでいた学生が「読売」や「産経」に入って今は偉くなっているように。そうやって洗脳された方が会社人としては楽である。就職した後、やっと大人になって、自分の属する新聞社の考えと違う思想を持ってしまったら大変。辞めるのか目立たないようにじっとしているのか。◆息子が「新聞社に就職したい」などと相談してきたらなんと答えたら良いのだろう。経営者である父とすれば、常に客観的に物事を観ることのできるポジションに彼が居て欲しいと願うのだが。

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2024年12月20日 ボスの
スケジュール
  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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