◎2014年05月21日 ---- ボス ◎
- もうJALになんか乗らない
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フランソワーズ・アルディの名曲「もう森へなんか行かない」は私の大好きな曲の一つ。かつては旅先に持って行く「ウォークマン」に必ず入れていた。誰が邦題をつけたのか知らないが原題とは全く異なるというこの「もう森へなんか行かない」という響き、メロディーとともにはまってしまった。◆秋田への出張の往復に久しぶりにJALを利用した。参った。思ったのは「もうJALになんか乗らない」であった。そしてフランソワーズ・アルディのこの名曲を思い出していた。「もう森へなんか行かない」「もうJALになんか乗らない」◆分かりにくいJALのホームページからやっとチケットを購入し領収書もプリントアウトした。「お支払のクレジットカードでタッチ&ゴーにてご搭乗いただけます」とのメールが届いていた。◆当日、羽田空港第一ターミナルの保安検査場に向かうと大声で苦情を言っている者がいた。なんの文句があるのか知らないが下品だ。彼は怒っていた。「これだからJALはダメなんだ」と。なにがあったかしらないがこちらまで不愉快になる。品のない客だ。そう思いながらスマホやボールペンをトレイに乗せクレジットカードで「タッチ&ゴー」しようとした。すると異常を知らせる合図があり「このカードは使えません」だと。ああ恥ずかしい。後ろに並ぶ他の客に「申し訳ありません」と言ってその場を去り、自動発券機の方へ向かう。JALの係員が「どうしました?」と聞いてくる。事情を説明する。「おかしいですね。支払ったクレジットカードが別のカードだったのかもしれませんね」と言う。自動発券機にカードを入れると「キノシタモトミ様」と表示され「発券しますか?」と尋ねてくる。係員は「あれ?確かにこのカードで支払われていますね。それならタッチ&ゴーでも入れるはずですよね」という。私は敢えて自動発券機で発券せずに再度タッチ&ゴーにトライした。ダメだった。何人かの係員が私の回りに寄ってきた。理解できる説明をする者がいない。私も大声を出したくなった。「だからJALはダメなんだ!」と。◆結局、自動発券機で発券した。「もうJALになんか乗らない」と呟きながら着席したシートにはせっかくの機内サービスのオーディオを聞くイヤフォンがなくそれを配るCAもいなかった。またまた「もうJALになんか乗らない」とつぶやいていた。
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