2014年05月26日 ---- ボス

東京六大学野球 東大連敗記録更新中

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東京六大学野球リーグ戦で東京大学の連敗が止まらない。5月25日神宮球場で東大は法大に3―9で敗れて全敗で春の大会日程を終え、76連敗となった。もう4年間も勝ち星がないことになる。◆大学生時代、自堕落な生活を送っていた私はもちろん運動部に所属していなかった。だが運動部に所属している多くの友人たちが私の汚いアパートに酒を持って遊びに来てくれていた。九大野球部は九州六大学野球リーグに属していたが今の東大同様、勝つことはなかった。◆2年生の秋だったろう、野球部のエース、友池クンが初めて勝ち星を上げその夜、私のアパートに一人で焼酎を抱えてやってきた。「キノシタ、勝ったぞ!やっと勝ったぞ!」とニコニコしながら入ってきた。昼間野球の試合があったことさえ知らなかった私だったが友が喜ぶ姿を嬉しく思い、そしてその友が記念の夜に私の部屋を酒を持って訪ねてくれたことがもっと嬉しかった。ふたりでバカを言いながらしこたま飲んだ。布団を敷き並んで寝た。友池クンが女みたいに(失礼!)シクシク泣きだした。「勝った、やっと勝った」と言いながら。本当に嬉しかったのだ。プレッシャーもあったのだろう。その後、彼は九州六大学野球で6勝した。九州大学野球部の歴史の中でも数少ない複数勝利投手だ。◆話は変わるが当時、毎年、「七帝戦(しちていせん)」というのが開かれていた。北大・東北大・東大・名大・京大・阪大・九大の7つの旧帝国大学で競うものだ。我々の時代、まだ「旧帝大」というものに誇りがあった。各運動部の連中は年に一度のこの大会での優勝をなによりもの名誉とし、それを目指して頑張っていた。その伝統ある「七帝戦」に東大野球部だけが参加しなかった。野球は東大を除く「六帝戦」であった。恐らく「東京六大学野球リーグ戦」との日程が合わなかったのだろうが詳しい事情は知らない。◆我が校のエース、友池クンに聞いてみた。「もし東大が参加したら強いの?」と。友池クンは驚いたような顔をして私を見、答えた。「東大野球部が『七帝戦』に参加したらぶっちぎりの優勝だよ。我々は到底歯が立たないよ」と。東京六大学リーグ内にあっては弱く見え、連敗が続く東大。だが普通の大学野球部のレベルからみるととても強いチームなのだという。◆頑張れ!東大野球部!。秋のリーグ戦では必ず勝って、酒を飲みながら友池クンのような涙を流して欲しいものだ。

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