2014年07月04日 ---- ボス

イタリア観光(3)

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「イタリアはどの店に入っても料理が美味い」という話を聞いていた。嘘。はっきり言って東京で食べるイタリア料理の方がはるかに美味い。「アッピア」や「アッカ」などの一流店でなくとも東京のイタリア料理店は味でもサービスでも本場を凌ぐ。チェーン店「サルバトーレ・クオモ」のピザはイタリアの高級店と同クラスだろう。「日本の店は日本人向けの味にしているから・・」と言う方もいるが恐らく違う。ローマの庶民が東京のイタリア料理店に入ったらその美味さにびっくりするだろう。(残念ながら東京以外の地方都市のイタリア料理店の味はイタリアにも負ける)◆料理の味も、店のサービスも、路上清掃の美しさも、歩く人々のマナーも日本の勝ち。では「現代のイタリアには学ぶべきものがないのか?」と探してみた。するとそれが見つかった。とても重要な学ぶべきところ。それは街路や建物の規制。◆ローマはヨーロッパを代表する大都市であるにも関わらず高層ビルがない。街で見かける大きな建物はすべて古代遺産や宗教関係のもの。都市部の住宅は恐らく外観の維持が法律で定められているのだろう。調和のとれた落ち着いた街並みは素晴らしい。◆四角い建物ばかりのくせに大きさや色調になんの規制もない東京にくらべローマ、フィレンツェ、ナポリ、ミラノは街ごとの特徴を持ち過去と現代の調和が進む。落ち着いた街並み、美しい景観はとてもかなわない。美的センスもないのに東京の建物の多くは自己主張をしたがり落ち着きがない。◆街路の開発、都市の外観の規制に関しては我が国は謙虚にイタリアに学ぶべきだと思った。

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2024年04月18日 ボスの
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