◎2014年07月30日 ---- ボス ◎
- 最悪の日
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先週の土曜日、7月26日はここ数年で最も悪い一日として死ぬまで忘れないことだろう。◆「昭和伊南総合病院」のヘリポート落成式に出席するために私は前日の夜から長野県は駒ケ根市に入っていた。落成式は無事に終わった。「感謝状」まで頂いた。・・・ここまでは良かった。落成式が終わりクルマで東京を目指した。愛車BMWグランクーペを私が運転し、助手席には「昭和伊南総合病院ヘリポート」の設計担当で頑張ったMさん(当社の女性職員)が座っていた。調子に乗って私は少し飛ばしていた。「追い抜くクルマを注意して見ていてよ。パトカーを追い抜いたら教えてね」とMさんに言った。Mさんは明るく答えた。「さっき追い抜いたクルマ、ちょっと気になるんですけど・・。青い色が見えたんです。」◆「青い色?」・・Mさんが何を言おうとしているのか理解できぬまま走っていたらすぐ後ろでパトライトが回りだした。「やっぱりあの青い色はおまわりさんだったんだ。ごめんなさい」とMさんが詫び出した。「いえいえ、お詫びするのは僕の方ですよ」私はMさんに謝り、パトカーの室内に入っていった。青い制服を着たおまわりさんに丁寧に注意された。20年近く続いた私のゴールド免許も終わることになった。◆この事件は最悪の日の序章でしかなかった。その後に大きな大きな、人にお話しすることができない不幸が私を襲ってきた。7月26日の夜、私はカラダはクタクタに疲れているのに殆ど眠ることができなかった。浅い眠りに落ちてもすぐに悪い事件を思い出して目が覚める。この日に重なった3つの悪い事件。その中で最も痛みの小さいものが34㎞/hの速度超過で2万5千円の罰金と減点3点であった。◆幸せはゆっくり近づいてくる。幸せの中にいても人はなかなかそれに気づかない。一方、不幸は突然やってくる。突然不幸になって人はそれまでがいかに幸せだったのかに気付く。◆いろんなことを教えてくれた最悪の7月26日・土曜日だった。◆幸い、私は、すでに立ち直り始めている。
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