2014年09月09日 ---- ボス

顧客のことを考えないアタマの悪い駐車場経営(羽田空港・国内線)

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駐車場最大手の「タイムズ21」の西川社長がテレビで語っていた。「街を車で走っていてうちの駐車場の稼働状況をチェックします。そのとき駐車場が満車であることは決して嬉しくなのです。常に2~3台分のスペースが空いており、お客様が『あそこはいつ行っても駐車できる』と思っていただける状況が理想なのです。」というようなことを言っていた。さすがは日本一の会社にするだけの男、と感心した。◆羽田空港の駐車場管理会社はもう少し勉強してほしい。正月やゴールデンウィークが満車状態になるだけなら理解する。最近はウィークデーであってもほぼ毎日「満車」の表示がでている。先日は金曜日午後1時半に行って「120分待ち」との表示が出ていた。◆日本一の空港「羽田空港」のアクセスを担当する会社としてこの状態を「恥ずかしい」とか「申し訳ない」とか思わないのか?全く腹が立つ。これだから「官僚の天下り会社はダメだ」と言われるのだ。天下った人間には「サービス精神」やら「おもてなし精神」やら、あるいは自分が今在籍している会社への「危機感」はないのか? みんなボーっとしているのだろう。「私の力じゃどうしようもありませんからね」と。◆羽田空港の駐車場は一度行列に並んでしまうと抜け出すことができない。出庫する車があって新たに「空き」が生じないことには前にも後ろにも動けない。飛行機に乗り遅れる方々はいったい一日に何人いるのだろう。◆最近になって急になぜこのような「ウィークデーも満車」事態が生じたのか。彼らは原因を分析しているのだろうか。対処しようと考えているのだろうか?きっと「収容台数を増やしましょう」と小学生が考えるような会議をしているのだろう。◆羽田空港の駐車場が常に満車状態になったのには二つの原因があると私は思っている。アタマの悪い経営陣が「これが顧客へのサービスだ」とばかりに自信を持って始めたこと。一つは料金の値下げ。そしてもう一つは「予約」制度。◆駐車場は6フロアのうち2フロアが予約車専用になった。予約は1日単位で行うために使われていないスペースが多く生まれる。事実「予約車専用フロア」には多くの「空き」が目立つ。予約をしたが現れない車もあるだろうし、3日間の予約を2日間で出庫する車もあろう。逆に予約期間を上回っても出さない車もあろう。それらのためにどれだけ多く稼働していない駐車スペースがあるのだろう。◆値下げもサービス、予約制度もサービスと考える元役人。これではビジネスで使う者はいなくなる。◆みんな腹が立っているのに誰も文句を言わない。・・いや、この状態に不満を持っているのはひょっとしたら日本人で私一人なのかな?

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