2014年10月16日 ---- ボス

コミュニケーション能力

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来月、関西の大学で開かれる学会で講演をすることになっている。これから発表内容をまとめるのに少し忙しくなる。先日その学会の運営事務局のN氏からメールが届いた。「この度は本学会の招待講演でのご講演をお引き受けいただき、誠にありがとうございます。」と始まる。とても丁寧な文章で会場の説明などが書かれていた。ところがある文に引っかかった。「(中略)・・CVをお送りただきたく、お願い申し上げます。」という。・・・・CVってなんだっけ?◆yahooで調べてみた。「CV」で示される言葉は意外と多い。その中に「curriculum vitae」というフランス語を見つけた。「ああ、きっとこれだ」私は安心した。と同時に少し腹が立った。なぜ「履歴」とか「略歴」などと日本語で書かない?彼は「CV」と言う言葉が日本語として一般的に通用すると思っているのだろうか?◆どの世界にもいる。自分の知っていることはみんなが知っていると思っている人。ヘリコプター業界のような特殊世界には特に多い。整備士や操縦士なら誰でも知っている言葉だから世間の人も当然知っているだろうと思ってしまうのか。このような、相手の立場になって、相手と同じ言葉で話すことのできない人は研究者には向いているかもしれないがおよそ営業マンとしては使えない。もっと言うと人としても決して魅力的な人ではない。◆「学者」と呼ばれる人たちの間ではこの「CV」という言葉は常識なのだろうか? ひょっとしたらN氏は私を「学者」と勘違いし、学者なら「CV]の方が理解してもらえると思ってそう表記したのだろうか。いやいやそうではあるまい。ただの配慮不足だと私は感じている。かわいそうだが「コミュニケーション能力の欠如した人間」だと私はみた。◆我が社の社員の中にはこのような配慮に欠ける言葉使いをする者がいないことを願っている。

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2024年05月07日 ボスの
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  • 午後総務部会議
  • 夕方西麻布「りきちゃん」で会食
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