◎2014年12月02日 ---- ボス ◎
- おかしいぞ!公明党
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この欄ではなるべく政治に関することには触れないようにしたい、と思っているのだが・・・。総選挙が近づいているしこの欄だから言えることもある。◆ここ数年、国政選挙のたびに比例代表選挙では「公明党」に投票してきた。私は創価学会会員ではないが弱者を支援する公明党の姿勢を評価していた。カネと権力に溺れ政治屋集団となり下がった自民党には魅力を感じなかった。かと言って自分たちの党内意見をまとめることもできないだらしない民主党に投票する気にもならなかった。学生の頃、知らないオジサンやオバサンが突然訪ねてきて公明党議員に投票してくれと頼まれたことが何度もあった。あれはマイナス効果しかなかっただろう。辟易していた。ここ20年ほどはそういうこともない。純粋に素直に政策論で戦っている。私も純粋に各党の意見を比較し投票する。◆公明党代表の山口那津男さんは特に魅力的だった。爽やかな風貌にずば抜けた頭の良さ、語り口もスマートでアナウンサーのよう。自分を捨て常に弱者のための国づくりを目指していた。今の日本に数少ない尊敬できる政治家の一人であった。◆衆院選に向けて昨日党首討論会が開かれた。各党首に「衆院選挙で最も訴えたいこと」をフリップに書いてもらっていた。自民党も民主党もくだらぬことを書いていた。まともなフレーズは維新の党江田代表の「身を切る改革」くらいだった。中で驚いたのがあの公明党の山口代表の書いた「軽減税率」。テレビで見ていた私は「はあ?」と思わず声に出してしまった。衆院選挙で最も訴えたいことが「軽減税率」だと?◆「殿、ご乱心?」と思った。軽減税率など誰のためにもならないことは優秀な山口さんなら理解しているだろう。「軽減税率」と言う言葉は確かに、貧しい学の無いオバチャンには魅力的に聞こえるものだろう。だがこの「軽減税率」は猿を相手に「朝三暮四」を唱えると同じ事。間違っても「衆院選挙で最も訴えたいこと」にこんなことを書いてはならなかった。◆私はどの党に投票しようか、悩み始めた。
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