◎2014年12月25日 ---- ボス ◎
- 誇らしい親友
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昨日のこの欄で「穏やかな夜」と題して星新一のクリスマスに関するショートショートに触れた。それを読んだ故郷で中学校の校長をしているS君からメールが届いた。彼の許可は得ていないが転載する。◆「今日24日は終業式でした。クリスマスイブの日、ブログの『穏やかな夜』を読み、星新一の物語と、ケストナーの『飛ぶ教室』の話を繋げて今年最後の職員会議の話にしました。聖夜の穏やかな夜、争いの無い地球を見た宇宙人は侵略をやめて帰っていった。(星新一)しかし、そんな夜でさえ家族の愛を受けることができなくて淋しい思いをする子どもがいる。あえて言うなら教師の愛はそういう子どもの為にこそあるのではないか。この人が正義と愛を教えてくれた(以上ケストナー「飛ぶ教室」紹介)とそういう子どもにこそ出会いを作る教師になろうではないか …。と。(後略)」◆S君は私の中学時代の同級生。東京の高校に進学した彼は私の上京と入れ替わるように故郷に帰り教師になった。常に子供たちのことを思い、考え、悩む心優しい教師になり校長になった。誇らしい私の親友である。◆S君のメールは「色々ありましたが、穏やかな夜を迎えられる一年ではあります。」で終わっていた。◆数年後、お互いが60歳になったら、一緒にスコットランドにゴルフ旅行に行こうと計画している。
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