◎2015年01月27日 ---- ボス ◎
- 8℃は16℃の半分?
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毎朝、起きるとすぐにテレビをつける。どのチャンネルも似たような情報番組ばかり。どこを見ても一緒、こだわりはない。最近は超美人アナウンサー夏目三久さんの笑顔によって私の早朝チャンネルザッピングが終わることが多い。今朝もそうだった。TBSテレビ「朝チャン」、夏目三久さんの笑顔に満足しながら軽い朝食を取っていた。画面が夏目さんの笑顔から天気予報に替わった。◆気象予報士の女性が今日の天気を予想し解説している。「今日は雨が上がりますとその後で気温もグッと上昇します。16度、4月上旬並みにまで上がります」・・ここまでは良かった。次の説明が引っかかった。「ところが明日はずっと冷え込んで8度、今日の半分にまで下がってしまいます」だと。「なんじゃ?半分って?」・・・この予報士の言葉のセンスを疑った◆「今日が16度、明日は8度。8度は16度の半分」ということなのだろう。この予報士はいつもこのような表現をしているのだろうか?少なくとも今日の「朝チャン」の中、6時半頃と7時半頃の2度の天気予報コーナーで彼女は「明日の気温は今日の半分」という表現を使っていた◆朝チャンのメインアンカーは私も尊敬する日本語のプロ、斉藤孝先生である。なぜ誰も彼女に注意しないの?不思議でならない◆「8℃は16℃の半分」という表現は「AM4時はAM8時の半分」と言っているのと同じようなもの。「半分」というのは数量を比較するときの言葉。「4時間は8時間の半分」というのなら分かるが「8℃が16℃の半分」という表現は小学2年生以上は使ってはならない。◆テレビも新聞も基本に立ち返り、もう少しキレイな日本語を勉強すべきだ。斉藤先生、お願いしますよ!
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