◎2015年02月24日 ---- ボス ◎
- アカデミー賞
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最も深い付き合いをしている一人であり、私の読書の師匠でもある郷里の親友、大分県佐伯市の鶴見中学で校長を務める菅淳(すがあつし)君から「この本、お勧め」とメールで紹介されたのが原田マハ著「キネマの神様」であった。「映画」「家族」「仕事」「友情」などがテーマとなる心温まる秀作。おカネでは決して買うことのできないいろんな幸せの形を改めて教えてもらった。「そうだ、映画行こう」という気持ちになっていたところに昨日アカデミー賞の発表があった。◆ここ数年、日本文学の芥川賞と同じくアカデミー作品賞も「なるほど、これは面白い!」と納得するものはなかった。それでもさすがにアカデミー賞であるから「はずれ」「駄作」はない。これも芥川賞と同じ。さて今年は大方の予想に反して「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が作品賞を受賞した。正直、あまり期待していない。私をうならせるだけの感動作とは思えないのだが・・・◆かつてのアカデミー賞は素晴らしかった。1973年~77年にかけての作品賞は「ゴッドファーザー」「スティング」「ゴッドファーザーⅡ」「カッコーの巣の上で」「ロッキー」と続く。誰もが納得の作品であった。ところがたとえば2010年「アバター」ではなく「ハートロッカー」が受賞した。私は「なぜ?」と感じた。◆私の心に残る多くの作品も作品賞を受賞していない。それら作品とその年の作品賞を並べてみる。「ローマの休日」(1954)・・<地上より永遠に> 「スターウォーズ」(1978)・・<アニーホール> 「ET」(1983)・・・<ガンジー> 「ショーシャンクの空に」(1995)・・・<フォレスト・ガンプ> 「ライフ・イズ・ビューティフル」(1999)・・・<恋に落ちたシェークスピア> ◆「ダイハード」はノミネートすらされていないし「ニューシネマパラダイス」も外国語映画賞は受賞したが作品賞の対象にはなっていない。作品賞に過度な期待を抱いてはいけない◆さて今回の授賞式。受賞作のことは分からないが演出はとても良かった。特にレディーガガさんの歌う「サウンドオブミュージック」は素晴らしかった。感動した。奇妙な衣装で話題をさらうガガさんだが私は大好き。歌のうまさは今、世界一かもしれない。そしてガガさんが歌い終えると「サウンドオブミュージック」のあのジュリーアンドリュースが登場。79歳とのことだがまだまだ若く美しい。「やっぱり映画っていいな」と感じた◆長くなったついでに上にあげた映画以外で私の好きな映画を紹介します。「初恋の来た道」「ステラ」「ひまわり」少し古くなって「慕情」「愛情物語」・・・そしてベスト3は・・・・・・・第3位「ライフ・イズ・ビューティフル」 第2位「シェルブールの雨傘」 第1位は 「サウンド・オブ・ミュージック」 ・・・・・みなさんはどんな映画がお好きですか?◆ 「最後に登場する映画はなんでしょうか?」・・・「キネマの神様」を半分くらい読んだところに菅校長の質問メールが届いた。私は「初恋の来た道」と答えた。はずれていた。 同じ質問を銀座のバー「曜」の曜子ママにした。彼女は「キネマの神様」を読んではいなかったが一発で当てた。・・・・・・・・◆本日は駄文・・・長くなった。冗長。・・・反省。
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