2015年04月13日 ---- ボス

「市会議員にでもなろうかな」という怖さ

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同窓会が多い。昔、一緒に遊んだ者たち、一緒に勉強した者たち、一緒に野球した者たち、一緒に働いた者たち、同じ高校を卒業した者たち、いろんな同窓会に誘われて出席する。私が幹事をしているものも複数ある。◆気の置けない、同世代の友人たちとの会話は楽しい。最近の話題は「親の介護」「自分の健康」「子供の結婚」、この三つが多い。それに続くのが「退職後の第二の人生」。みな定年に近づいた。銀行マンや国家公務員だった者はすでに第二の職場に移っている者も多い。◆時折、少し不愉快な発言を笑顔でする者がいる。「今の会社を定年退職したら故郷(いなか)に帰って市議会議員にでもなろうかな」というもの。酒の席でこのような会話をする者に限って何も政治的な意識もなければ勉強もしていない。ただの「おカネを稼ぐ手段」であったり、良くて「暇つぶし」であったりする。情けない。彼らは「自分が立候補すれば恐らく通るよ」と言っている。そうなのであろう。◆先日、維新の党から除名されながらも議員辞職しない比例復活当選のバカ国会議員が話題になった。少しでも見識のある者なら彼女に国会議員として働く能力がないことはすぐに見抜く。ところが有権者の多くは見抜けずに騙される。あるいは「比例代表」というヘンなシステムが彼女を復活当選させてしまう。情けない我が国の選挙制度◆昨日、統一地方選があった。全国で、またまた「議員として働く能力のない者」が多く当選したようだ。◆国会議員に限らず県議会議員、市議会議員は多すぎる。「議員の数を減らす」か「議員の歳費を減らす」か或いは「選挙権者・被選挙権者になるためには試験をする」しかないと思う。◆とにかく、カネを稼ぐために「市会議員にでもなろうか」などと酒の席で発言できるような今のシステムは早急にあらためるべき。18歳に選挙権を与えるなんぞ無謀すぎる。

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