2015年05月20日 ---- ボス

自分さえ良ければ・・・

boss-5

「義理・道徳」を人生の第一義に掲げている私は「自分さえ良ければいい」という考えが嫌いである。人様が嫌がること、人様に迷惑をお掛けすることはしないように心掛けている。駐車違反やズル込みなどはしない。もちろん路上にゴミを捨てたりしない。公共の場で携帯電話で話すこともない。自分がされたらイヤなことは人様には決してしない。自分がされたら嬉しいことは積極的にしてあげる。観光地で写真を撮るカップルを見かけると「2人一緒の写真撮りましょうか?」と声をかけシャッターを押してあげる。老人や赤ちゃんを抱えた婦人が電車に乗ってくると席を譲る。面倒なことでも、誰かがしなければならないことはできる範囲で引き受けている。幕張の大規模マンションに住んでいた頃は自治会や管理組合の仕事を仰せつかった。大変だったがそのお蔭で友人も増えた。◆その自治会活動をやっていた頃、私の住む地域の近くにゴミ焼却施設が建設される計画が持ち上がった。その計画を知ったすべての住民が即座に反対した。私個人的には「どこかに焼却施設を作る必要があるのなら、この近隣に建てられてもしかたないかな?」との思いがあったが住民はすべて反対した。「この近所にゴミ焼却施設を作らせない!」と頑張った。そして交渉に勝った。ゴミ焼却施設は別の場所に作られることになった。どこだか詳しくは知らない。自治会のメンバーは皆、安堵した。人間なんて、そんなものだ。◆「自分の住む地域にゴミ焼却炉ができるのはイヤ! 自分の住んでいないところならどこでも構わない」・・エゴな考え方だけれども住民の考えはそういうものだ。◆分からないのが沖縄県。回りが住宅地の普天間飛行場。「世界一危険な空港」と言われている。私の知る、一般的な住民の考えは、本当に普天間飛行場が危険だと思うのなら「とにかく宜野湾から出ていけ」と大声で叫ぶだろう。「普天間基地」が自分の関係ないところへ行ってしまえばそれでいい。辺野古だろうが、県外だろうが、海外だろうが、そんなことはどうでもいい。ここからいなくなってくれればそれでいい、と考えるのが私の知る一般的な住民。住民とはエゴなのである。◆ところが沖縄の方々の半分は違う。「普天間は危険」と文句を言う一方で「辺野古へ移すのはやめて!辺野古の人たちがかわいそう」と言っている。◆疑り深い私には、この主張の裏にはなにかが隠されているように思われる。だって多くの住民はエゴのカタマリ「自分さえ良ければいい」というのが住民の本音なのだから。

コメント (0)

2024年12月23日 ボスの
スケジュール
  • 午前事業部連絡会
  • 午後総務部会
  • 夕方銀座某所で会食
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
« 11月    

カテゴリーリスト