2015年09月29日 ---- ボス

「朝日憎し!」 は みっともない

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「9月27日、広島市にある住宅の浴室内から女性の遺体が見つかった。同日夜、広島県警は、この住宅に住む自称新聞配達員・北野吉和容疑者(52)を死体遺棄容疑で逮捕した。」・・・・そのようにテレビを中心とした各メディアが28日報せた。毎日のように殺人事件が起こる昨今、この程度の事件ではみな驚かなくなった。翌日には別の殺人事件に興味が移る。県立高校に通う孫が祖父・祖母を殺したとして逮捕された。各紙この事件を大きく報じている。そんな中、産経新聞は広島の殺人事件に関し大きなみだしを打った。社会面の最上段である。「浴室に知人女性遺棄 容疑の朝日配達員逮捕」とのみだしである。◆テレビや他の新聞は「自称新聞配達員」として処理しているものを産経はわざわざ「朝日配達員」と書く。大人げない。「朝日記者」なら分かる。問題があるかもしれない。だが容疑者は「販売員」だ。たまたま「朝日」を配っていただけだろう。◆「産経」の「朝日」嫌いは分かる。その主張のある程度は共感もする。だが「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」じゃあるまいし、事件の報道記事としてはあまりにも幼稚。すねた子供のようで情けない。◆近頃、特に産経新聞のスタンスが理解できなくなってきた。筆力の弱さが目立ってきた。少なくとも社会面での事件の報道はもう少し公平、冷静であるべきだと思う。◆この事件は朝日新聞も29日の朝刊で扱っている。「女性殺害ほのめかす供述 ASA従業員の容疑者」とみだしにある。記事の中で「ASA(朝日新聞販売所)」と触れている。記事にする苦しさが伝わってきた。記事にするほどの事件じゃないが「朝日」が係っている以上書かないわけにもいかない。そんな苦しみが理解できる。◆少なくともこの事件の報道に関しては朝日新聞の方がはるかに大人であった。産経新聞はみっともなかった。

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