2016年06月01日 ---- ボス

山中で子供不明に

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北海道の駒ヶ岳の麓で小学2年の男児(7)が行方不明になってすでに4日目になった。男児は父親ら家族と車で河原に遊びに行き、自宅に戻る途中に「しつけのため」と車から降ろされ、山中に残された。父親は500メートルほど離れた場所に車を止め、5分後に男児と別れた場所に戻ったが、いなくなっていたと報道されている。◆例によってテレビでは頭の悪そうな正義面したコメンテーターがいい加減なことばかり言っている。見ているこちらが腹が立ってくる。今朝の番組ではふざけた無意味な検証を行っていた。◆「さて、お父さんが戻ってくるまでの5分間に小学2年生の男の子にはどれくらいの行動範囲があるのか検証してみました」などと言っている。そして学校のグラウンドを一人の小学生に5分間歩かせるのだ。「はいっ、ここで5分です。320mです。ということはお父さんが戻ってくるまでに〇〇クンは320m離れた場所に行ってしまうことができたことになりますね」などと興奮気味に叫んでいる。「それがいったいどうしたの?」と突っ込みたくなる。「小学2年生」というだけが同じで山道と学校のグラウンドの違いなどはテレビマンにとっては関係ないようだ。◆「くだらぬ検証」と思いながら私は「検証するならもっと重要なこと検証すべきじゃないの!」とテレビに向かって言っていた。「5分間でお父さんは戻ったの?そっちの検証が先でしょう!」と。子供を下して、山道をクルマで500メートル走る。邪魔にならない場所を選んで車を止める。私ならそこまでで3分はかかる。そこから上り坂を500メートル、子供を下した場所まで歩く。子供を「懲らしめ」のために山中に下した親が走って戻ったとは思えない。テレビでも「小走りで戻った」などとは言っていない。山道を500m歩くには大人でも6、7分はかかるだろう。つまり私の推測では子供を下してから父親がその場所に戻るまでは10分程度かかることになる。◆「5分でも10分でも、どっちでもいいよ。大した問題じゃないよ!」と言われそう。それは分からない。だが同じ学年の子供を5分間グラウンドを歩かせるよりははるかに重要な検証だと思うのだが、どうだろう?

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