◎2016年09月26日 ---- ボス ◎
- 金メダルが異常に少ない
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リオ・オリンピックの後(8月23日)に、この欄で、我が国の獲得メダルの数の異常さに触れた。確率的には金銀銅はほぼ同数になるはずなのだが、最近の我が国は金メダルが少なく銅メダルが異常に多いと書いた。金銀銅のメダル数は、50年前の東京、続くメキシコ、その次のミュンヘンではそれぞれ「16・5・8」、「11・7・7」、「13・8・8」だったが、これが半世紀経ちロンドン五輪では「7・14・17」と金が激減、リオでは「12・8・21」となった。◆リオ・パラリンピックのメダル数を報じる番組を見て私はさらに驚いた。金銀銅のメダル数は「0・10・14」だったのだ。数学的に見てもこれは異常だ。「明らかになんらかの原因がある」とみるべき状況なのに、マスコミは話題にすらしない。「すごいメダルラッシュです」とか「4年後の東京五輪・パラリンピックもさらに期待できますね」などと寝ぼけたことを言っている。テレビでも、ラジオでも、新聞でも、雑誌でも「この金メダルの少なさは異常だ!」と言う者に出会わない。「おかしい」ことを「おかしい」と気付かないノー天気な日本人ばかりになっている。
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