2016年11月14日 ---- ボス

レナード・コーエン、ロバート・ボーン、それから りりィ の死

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先週木曜日から3泊で上海へ出張してきた。私が上海にいた3日の間に、私が大好きだった3人の訃報が飛び込んできた。レナード・コーエン、ロバート・ボーン、りりィ の三人◆ロバート・ボーンは何といっても「0011 ナポレオン・ソロ」。 早熟だった私は小学校1年生の頃からこの番組の大ファンだった。大分では日曜の夜、10時からの放送だったと記憶している。ロバート・ボーンの吹き替えを矢島正明が、相棒のイリヤ・クリヤキン(デヴィット・マッカラム)は野沢那智がやっていた。さらに来週の予告は若山弦蔵がやっていた。そんなことまで覚えている。敵国のスパイをソロとイリヤがやっつける様は子供心に興奮した。アクションの合間に、いつもソロが金髪の美女を口説くのだが、これまた小学校低学年の私でも羨ましく思っていたことを思い出す。そして私が初めて買ったレコードがこの「0011 ナポレオンソロ」のテーマ曲であったのだ◆ロバート・コーエンはカナダの詩人であり歌手であり、また仏教の僧侶でもある。私は勝手に「カナダのボブ・ディラン」だと思っていた。本家ボブ・ディランの曲は初期のものしか知らないがコーエンの曲は70歳を過ぎてからのものの方が私には好きなものが多い。残念ながら日本ではあまり知られていない。吉本ばななの本を読んでいてコーエンの名曲「Lover Lover Lover」の訳詞が登場した時には私はとても喜び「うん、ばなな、なかなかできる!・・・親父に負けるな!」と思ったことを覚えている。◆りりィはなんと言っても「私は泣いています」だが「心がいたい」「タエコ」「オレンジ村から春へ」なども捨てがたい。「P.S. I  Love You」も深く、良い。実は独身の頃、私は六本木のりりィの住む部屋に泊まったことがある。残念ながらその日りりィは居なかった。主はいなくてもりりィが使っているタンスやテーブルがそこにあった。懐かしい思い出。◆3人の偉大なアーチストが一度に去ってしまって寂しい。合掌。

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