2017年02月14日 ---- ボス

バレンタインデー

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今朝、久しぶりに娘を助手席に乗せ、クルマで出社した。途中で娘を降ろすのだが、そこまでしばし父娘の会話を楽しんだ。娘は社会人4年生。もう20歳代の後半になった。某企業の総務部に属している。◆「今日はバレンタインだね、キミも会社で義理チョコ配るの?」と何気なく聞いた私に、彼女は困ったような顔をして「そうなのよ。私は止めたいんだけどね・・・部の女性社員全員で男性社員一人ひとりに配るんだ。恒例の行事になってるみたいなの。『私は参加しません』なんて言えないしね」 娘は不満気にそう話した。「父さんの会社では、もう数年前から社内義理チョコ禁止だよ」と私が言うと「いいなあ、うちも誰かが『義理チョコ禁止』って言ってくれないかなあ」と娘。「でもまあ社内のコミュニケーションが円滑になったり良い面もあるでしょ。義理チョコすべてが悪いってわけでもないよね。会社や部署や個人でそれぞれ考えがあるからね。一旦はじめたことを止めるってのも難しいよね」と私が言うと娘はさらに悲しそうな声でこう言った。「うん、私は別になにも困らないからいいんだけどね・・・。でも実際は男の人が大変そうで・・。最近は、チョコをもらったら何かお返しをしないといけないムードでしょ? オカネもかかるし、それよりも何を返そうかとかいろいろ大変でしょ? やっぱり父さんみたいに、うちの会社でも誰か偉い人が『義理チョコ禁止』って言ってくれたほうがいいなあ。父さん、父さんの行動は正解よ」◆父親という動物は、娘と話をするだけで嬉しいものなのだが、こんなたわいない話で最後に「父さん、正解よ」と言われるととても気分が良くなる。娘は「どうもありがとう」と言って最寄り駅で降りた。娘の後ろ姿に「気を付けてな」と言いながら私はクルマを発進させた。そのとき私はきっと、にやけた顔をしていただろう。

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2024年12月20日 ボスの
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  • 午前虎の門病院屋上ヘリポート見学
  • 午後事業計画見直し
  • 夕方麻布十番某所で会食
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