◎2011年04月07日 ---- ボス ◎
- 叱るということ
-
数年前までは大きな声を出して社員を「叱る」ことがあった。大きな声を出すのはパフォーマンス。決して「怒っている」のではなく「叱っている」つもりだった。だが最近の若い世代の方々は叱られ慣れていないためか反発をしたり逃げ出したりということが多くなった。それで大声を出して「怒っている」ふりをすることをやめた。大声を出さずに「叱る」あるいは「注意する」ことにしてみた。実際、大声を出して「怒る」ことを演じるのは疲れるのでこれを止めることは私にとっても楽な方への行動転換であった。
私が「(大声で)怒る(ふりをする)」ことを止めて随分たった。怒らなくても社員はまじめに頑張っているようであった。・・・が、最近は「叱る」あるいは「注意」をしようとするとそれをまともに受けずに「話をそらす」「逃げる」者が多くなった。「大声で怒られる」という恐怖心がなくなるとその相手を軽んじてしまい、結果、注意を聞かなくなり反省もしなくなっている。
寂しいことだ。人間とは弱いもの、ずるいもの、とつくづく思う。
さあ、どうしよう。再び「怒り」だそうか。それとも「怒り」を押さえて静かに評価しようか・・・。 - コメント (0)