◎2017年04月05日 ---- ボス ◎
- 予想
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今年の「本屋大賞」の発表が迫ってきた。来週の火曜日(11日)に発表とのこと。毎年11月に候補作10作が発表され、全国の書店に勤める読書好き店員の投票によって大賞が決定する。私は毎年、大賞の発表までにノミネートされた中から少なくとも半数の5作品は読むようにしている。そして毎回、予想する。一度も当たったことがない。これまでに「これは間違いない。絶対に今年の『本屋大賞』はこれだ!」と確信を持ったことが何度かあった。2010年「横道世之介」(吉田修一)、2012年「ジェノサイト」(高野和明)、2013年「楽園のカンヴァス」(原田マハ)この3作は自信があった。「きっと大賞を取るだろう」と思っていたが「世之介」は3位、「ジェノサイト」は2位に終わった。「楽園の・・」も3位だった。さらに昨年は「もうこれしかない!」と強く思った「君の膵臓をたべたい」が「羊と鋼の森」に負けて2位だった。◆今年も私の予想は当たらないのだろうな、と思いながら候補作のうち6冊を購入し、すでに5冊は読んだ。今年は私にとって「これだ!」という作品がない。それでも予想しよう。「みかづき」(森絵都)か「蜜蜂と遠雷」(恩田陸)かのどちらかだろう。「暗幕のゲルニカ」(原田マハ)も「 i 」(西加奈子)も良かったが少しインパクトに欠ける。「みかづき」も「蜜蜂・・」ももう一つの感じ。いずれにしろ今年は突出した作品に出合えなかった。◆だが、いろんな文学賞があるが、まず「はずれ」が少ないのがこの本屋大賞であることは確かである。
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