◎2017年04月07日 ---- ボス ◎
- 「無理です」と言うな!
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15年前、わが国にはまだアルミデッキで作られたヘリポートはなかった。私はいろいろと勉強し、なんとか我が国にもアルミデッキ製ヘリポートを作ろうとした。いろんな人に相談した。相談したほとんどすべての方々が「無理でしょう」と言った。私は「無理ではない」と信じていた。なにが無理なのか、なにが問題なのかを一つずつ解決していった。現在、わが国には80か所もアルミデッキヘリポートができた。すべて当社が作ったものだ。◆10年前、陸上自衛隊の練習用ヘリコプターとして米国エンストロム社製ヘリコプターを採用してもらおうと動き出した。いろんな人に相談した。相談したほとんどすべての方々が「無理ですよ」と言った。私は「無理ではない」と信じていた。なにが無理なのか、なにが問題なのかを一つずつ解決していった。現在陸上自衛隊の練習用ヘリとしてエンストロム社ヘリが30機我が国の空を飛んでいる。すべて当社が納入した。◆アルミデッキのときも、エンストロムのときも、回りの人たちはほとんどすべてが「無理ですよ」と言った。だが我が社の中で「無理だ」と思っている者は一人もいなかった。私は先頭を切って「無理ではない!」と走っていた。◆会社が少し大きくなった。私は後進の育成に専念したく、先頭を走ることをやめる準備をしている。会社としてはもちろん、まだまだチャレンジすべきことは多い。だが・・・・。◆「国内に我々の手でアルミデッキヘリポートを造ること」や「自衛隊に米国エンストロム社製ヘリコプターを納入すること」に比べれば遥かにハードルが低いと思われる案件に対してもすぐ「無理ですよ」との声が聞かれる。しかも社内から。平気な顔して。◆「どうやればその問題を解決できるか」を考えようとしない。考えもしないで平気で「無理ですよ」と言う。私が求めるのは「無理ですよ」ではなく「難しいですね、でもなんとか方法を探ります」という言葉とその実行なのだが、なかなか伝わらない。頭が痛い。
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