◎2017年04月13日 ---- ボス ◎
- 「優秀に見えないのに出世した人」に学ぶ出世術
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ネットで面白い記事を見つけた。当社社員にも読んでもらいたいな。うちの息子にも読ませたいな。そんなことを思った。一部コピペする。「優秀に見えないのに出世した人」に学ぶ出世術、という文章の一部をコピペする。◆
事務職で働いていると、書類作成や計算事務などが正確で早い人は、誰よりも早く主任になるチャンスが得られます。それは、今担当している仕事で優秀な行動をとっているから早く出世する、ということです。この時に用いられる判断基準を、人事の世界では「卒業基準」と言います。今求められている仕事の基準を“卒業”したから次に行けるということです。
しかし、出世が頭打ちになる人というのは、「卒業はできても、入学ができない人」なのです。
自分で作業をする時はいつも正確で早い人がいます。けれども、その人に「仕事のやり方を同僚に教えてあげてください」とお願いしたら、「そんなの自分で覚えるべきでしょう」「そんな暇はありません」「できない人が悪いんです」といった否定的な言葉が返ってきたとします。もしあなたが社長なら、そんな人を課長にしたりするでしょうか?
出世を決める際に用いられる判断基準を「入学基準」と言います。入学基準は特に重要な出世のタイミングで活用されます。
まず最初に使われるのは、採用試験です。この会社にふさわしい人材かどうかを判断する時に入学基準が使われます。次は管理職になる時。自分だけではなく、チームのための活動ができ、人の育成ができるかどうかが重視されます。会社によっては、財務やマーケティング、人事などの知識も求められるでしょう。その後、役員になる時にも入学基準によってその可否が判断されます。
だから会社の中で出世しようと思うのなら、今、目の前の仕事を卒業しようと努力するよりも、上の役職への入学を意識した行動をとらなくてはいけないのです。
一方で、上の役職への入学を意識している“優秀な人”を見極められる同僚は周囲には少ないもの。だから、見極められない人には「優秀じゃない人が出世した」と見える場合があるのです。しかしそれは、半径数メートル以内の人たちには優秀に見えないだけであって、社長や経営幹部が「入学基準」で判断すれば十分に「優秀な人」なのです。
「入学基準」を満たすために必要な行動
では、どのような行動をとれば、「入学基準」で認められるようになるのでしょうか。本質的に準備すべき行動は次の三つです。
一つ目は、「視点を高く持つ」ことです。
例えば、今の自分の仕事が経理だとして、経理の専門スキルを高めよう、と考えるのが現在の視点です。ここからさらに視点を高くするということは、経理とはそもそもどんな役割を担っているのか、何のために行っている仕事なのか、ということを考えるようにする、ということです。
営業であれば、自分自身が一生懸命頑張って目先の売り上げを伸ばすことが現在の視点です。高い視点に立てば、人と人とを引き合わせてつなぎ、その人脈によって長期的に安定した売り上げを会社にもたらすことが営業の仕事だとわかるはずです。言い換えれば、現状に満足してしまわないようにする、ということでもあります。
二つ目は「本質から考える癖をつける」ことです。
視点を高く持つようになれば、やがて仕事の本質を考える癖がつくようになっていくはずです。先ほどの経理の例で言うと、会社に経理機能がある理由は何か、ということを考えるようにすることです。家族経営の会社であれば経理とは出納の管理ですが、上場企業であれば、株主への説明資料を作成するのが目的かもしれません。
本質を考えるようになると、答えが一つではない、ということもわかってきます。今いる環境や周囲の状況によって正解は変わってきます。迷いながら探し出した経理の本質は、「過去の可視化」ということかもしれません。そんなふうに考える癖をつけていくことが大事なのです。
三つ目は「すべての人とのつながりに価値を見いだす」ことです。
本質を理解していけば、本質を実現するためには多くの人との関わりが必要であることがわかります。付き合う人を「今の自分にとって役に立つかどうか」で選んでしまうことは、自らチャンスを捨ててしまっているようなものです。
偶然の出会いですら大事にしていくこと。過去のつながりや現在のつながり、新しいつながりの全てに意味があると考えること。それらがこれからの「入学」に必要な機会を与えてくれるのです。
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