◎2017年04月18日 ---- ボス ◎
- 最低無礼な男 浜渦武夫
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今から15年ほど前だろう、浜渦武夫氏が東京都副知事として辣腕を振るう様子がたびたびテレビで報じられていた。私は彼の言動を感心しながら眺めていた。大した学歴でもないのに(関西大学文学部出身)、 衆議院議員として飛ぶ鳥を落とす勢いの石原慎太郎氏の公設秘書となり、その後東京都副知事に就任する。「すごい人なんだろうな。アタマが切れるんだろうな」私は尊敬の念を持って浜渦氏を見ていた。「あれだけテキパキと仕切れるのだから、アタマが良いだけでなくきっとリーダーシップもあり、また気配りもできる人なのだろう」私は勝手に浜渦氏を持ち上げていた。◆3月19日、豊洲市場移転をめぐる都議会調査特別委員会(百条委員会)での証人喚問での答弁の段階でもまだ私は浜渦氏に肩入れしていた。「当時は『東京都のため』と頑張っていたのに、今のこの状況はかわいそうだ。浜渦さんに失礼だ」と思っていた。だが・・・。◆「偽証ではないか」との指摘への反論会見で彼は品格の無さを露呈した。馬脚を露わした。人を馬鹿にし、常に自分が正しいと主張する、傲慢すぎる最低男であることが分かった。会見で質問しようと手を挙げる記者に対し、指さしながら「はーい、メガネ」「はーい、大きい人」「手も長い、顔も長い人」「顔の大きい人」「夏みたいなシャツ着てる」などと呼んだ。不愉快極まりない会見だった。トランプさんの会見のほうがはるかに紳士的に感じるくらいだった。浜渦武夫氏、お里が知れた。あんな男の下で働いていた東京都の職員に同情する。同時に、あんな無礼な男の本質を見抜けず片腕として使ってきた石原慎太郎氏の魅力も大きく損なうことになった。
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