◎2017年07月03日 ---- ボス ◎
- 礼を言わぬ者たち
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ゴルフ場のクラブハウスでの出来事。ラウンドを終え、風呂に入り、私は一足先にフロントで会計を済ませ仲間を待っていた。私の横でアラーム音が鳴りだした。見ると貴重品ロッカーの前で若者が困った顔をしている。暗証番号の打ち込み操作を間違えたようだ。フロント係の女性がすぐにその若者のとこへ行き丁寧に事情を聞いている。「すみません、大変失礼ですが中に入っているものは何でしょうか?」「お名前が確認できるものは何か入っていますか?」「お客様のお名前を伺ってもよいでしょうか?」 その女性は、操作を誤った若者からいくつかのことを確認するとテンキーの操作を始めた。すぐにロッカーは開いた。中の品物を確認し「これで間違いありませんね?」といい「大変、お手数をおかけしました」と頭を下げた。その間、若者は聞かれたことに答えるだけ。品物を受け取ると黙ってその場を去った。その様子を見ていた私はアタマにきた。◆「『申し訳ありません』を言うべきはキミのほうだろうが!それなのにキミはアタマ一つ下げるわけでもなく『ありがとう』すら言えないのか!」・・・還暦を迎えたオヤジは心の中で激しく憤ったが実際に若者に向かって注意することはできなかった。◆本屋で「カバーをおかけしますか?」と聞かれてほとんどの人が「はい」とだけ答える。なぜそこに「恐れ入ります」も「お手数かけます」も「ありがとう」もないのか? ◆「オカネを払っている側が偉い」と勘違いしているバカばかりだ。
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