2017年07月21日 ---- ボス

少しかわいいそうな稲田大臣

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稲田防衛大臣がマスコミから集中砲火を浴びている。一般人が「とんでもないこと!」と怒ったことをマスコミが報道する場合と、逆に野党やマスコミが「とんでもないこと!」と繰り返し言い、それによって一般人も「とんでもないことなんだ」と思うようになる場合がある。稲田問題は後者だろう。◆役人や政治家の多くは「正義」よりも「自分の保身」を優先する。森友学園への8億円値引き問題や加計学園問題にしても多くの役人や政治家が「私は知らない」「そんな記憶はない」「文書はない」などと平気で嘘をついていることを我々は知っている。◆もしあなたが防衛大臣で、制服を着た幹部から「大臣、『戦闘』との記述がある日報はありました。しかし実際にはあれは戦闘というほどのものではありませんでした。小さな暴動です。『戦闘』と記載した者のミスです。『日報があった』と言えばややこしくなります。『自衛隊は即刻帰国せよ』となります。『戦闘と記載はしたが実際には戦闘ではなかった』などとの説明は通じません。無かったことにしますよ」と言われたらあなたは「ダメです。あったのなら『あった』と国民に向けて言います。海外から批判を受けてもしようがない。隊員を即刻帰国させなさい」と言えますか? 私が防衛大臣であったら「分かった。隠すなら徹底して隠し切れ」と命じるかもしれないし、稲田大臣のように聞こえないふりをするかもしれない。◆稲田大臣をかばいたい、という気持ちが強いわけではないが、今回の一件、少し世間の(特にマスコミの)風当りが厳しすぎるように私は感じている。

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