◎2024年06月07日 ---- ボス ◎
- 美味しいラーメン屋
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社員にこの話を何度もする。◆銀座の5丁目の路地裏にあるビルの3階に美味しいラーメン屋をオープンした。主人も従業員も自分の店のラーメンは最高に旨いと思っている。こんなに美味しいラーメンなのだから客がいっぱい来るはずだ、と思ってオープンしたのだがなかなか客が来ない。3日経っても1週間たっても客は増えない。「なんで客が増えないのだろう?」みんなで考えた◆みんなで一所懸命に考えた結果が「麺をもう少し細くしましょう」「コショーを粗びきに替えましょう」「テーブルクロスを赤い色にしましょう」「割り箸にしましょう」などであった。・・・3か月後、店は倒産する。全体を見回すことができるリーダーがいないとこのようなことが起きてしまう。◆「すごく美味しいラーメン屋が銀座5丁目の〇〇ビルの3階にあるよ」と上手に宣伝しなければ、どんなに美味しいラーメンでも、そのラーメン屋はつぶれてしまう。「おいしいラーメンを出せば必ず客がいっぱい来る」と信じているような悲しい社員がまだまだ多い。
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◎2024年06月05日 ---- ボス ◎
- あのときの失敗
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昨日、大島の整形外科を訪問するのに久しぶりに都営新宿線に乗った。「この路線で若い頃、大失敗したな」と思い出した。今から40年前の失敗である。◆建設会社へ入社した私は東西線「西葛西駅」徒歩10分にある会社の寮に入っていた。ある日、夜勤明けで高校の同窓会に参加した。場所は新宿。疲れ果てていた私は、最後までは付き合えず途中で居酒屋を出た。新宿三丁目から都営新宿線に乗り九段下で東西線に乗り換えるつもりだった。気付くと都営新宿線終点の「本八幡」だった。しょうがない、そこから総武線に乗り換えて「西船橋」へ向かった。「西船橋」から東西線で「西葛西」へといつもの帰宅とは逆向きの上り電車に乗った。行徳駅で席が空いたので座った。「西葛西」まであと二駅くらいのところで再び眠ってしまった。終点の「中野」で駅員さんに起こされた。「まずいっ!」「あーあ、ガックリ」。乗って来た東西線に乗って西葛西へ戻ろうと思ったが「東西線は最終がもう出ましたよ」とのことだった。中野駅のJRのホームへ向かい総武線に乗って「新小岩」まで行った。総武線の駅では「新小岩」が「西葛西」に最も近いようだった。「新小岩」で降りてそこからタクシーで寮に帰った。◆懐かしい失敗談。若かったなあ。◆予定「新宿三丁目→九段下→西葛西」が 結果「新宿三丁目→本八幡→西船橋→中野→新小岩→西葛西」になった。
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◎2024年06月04日 ---- ボス ◎
- 老化曲線
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健康食品を扱うテレビショッピングでは必ず右肩下がりのグラフが出る。「〇〇は年齢と共にこのように少なくなっていきます」とか「△△機能は年齢と共にこのように衰えていきます」「50m走の記録は右肩下がりで・・・」などとあらゆる説明に右肩下がりのグラフが使われる。「ウソ」とは言わないが正しくもない。◆あの右肩下がりグラフはあくまで平均値のグラフ。個人での老化曲線は「緩やかな右肩下がりではなく」ある日、ガクッと階段状に下がるものだ。事故やケガにより、あるいは病気の発見による手術などに寄って垂直に下がる時がある。下がったらしばらくはその値を維持し、また数年後にガクッと下がる。老化は「緩やかな右肩下がり」ではなく「階段状の右下がり」なのだ◆ということを今、私は身をもって痛感している。
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◎2024年06月03日 ---- ボス ◎
- とうもろこし
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今年もまた全国各地から、おいしい「とうもろこし」のニュースが届くころとなった。この時期になると必ず小学校4年生だったときの社会科の授業を思い出す。◆ペルーだったか、チリだったか南米に関する授業だった。先生が言った。「この地方は土壌に栄養がなく雨も少ないためにお米が取れません。それで仕方なくとうもろこしを作ってそれを主食にしています。かわいそうですね」とそんなことだった◆あれから50年以上経った現代も同じような説明が行われているとは思わないが、当時はそんな授業だった。そして、とうもろこしが大好きだった私は、教師の「かわいそうですね」の意味が全く理解できず「うらやましい」と思った。「毎日、とうきび(とうもろこおし)を食べられるんだ。羨ましいな」と思ったのだった。◆梅雨が明ければ、本格的にトウモロコシのうまい時期になる。「朝取れトウモロコシ」は極めておいしい。楽しみだ。
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