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2015年05月27日 ---- ボス

アタマの悪い学者たち(2)

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相手の意見を聞こうとせず、自分の主張を正当化するための資料のみを求めるようでは「アタマの悪い学者」と言われてもしようがないだろう。多くの政治学者、経済学者は客観的に物事を見ようとしない「アタマの悪い学者」たちであると私は思っている。「原発容認」を主張する学者は「原発がいかに安全で廉価に発電できるか」の資料を探し求め、それを整理して発表する。「原発反対」を主張する学者は「原発がいかに危険であるか」を述べ「発電に要する費用は決して安くはない」との資料を探し反論する。一度自分の立場を鮮明にしてしまったらその意見根拠を補足する資料しか求めない。これでは学問ではない。◆我々は「学者や評論家は決して真実を言っているわけではなく、自分の考えを述べているだけだ」ということを知らなければならない。◆バブル経済の崩壊が始まり株価が大きく下げていた頃「日本経済の実態は底堅い。株価が大きく下がった今こそチャンスだ。今、株を買わずにどうする?」と煽っていたHという著名な経済評論家がいる。彼に煽られて「ナンピン買い」をし、財産を無くしてしまった投資家も多い。あれだけ煽っておいて、自分の予想が大きくはずれてもHは一言も謝らない。そしてマスコミも政治家も彼を攻めない。不思議だ。◆今、私が呼んでいる本、『嫌われる勇気』のなかで哲人が言う。「答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきもの」なのである。まったくその通り。哲人でもなんでもないが、私もそれを言いたい。「答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきもの」なのである。◆ところが日頃から訓練を積んでいないと、たまたま出会った学者の説に頼ってしまう。その学者が言っていることが真実だと思ってしまう。◆『嫌われる勇気』を読んで「そうだ、嫌われることを恐れることなどないんだ」と思ってしまい、それまでは人に嫌われないように気を付けていた人が自己主張を強くするようになったという話を聞いた。学者以上のバカが多い。哲人の教えとは全く違う行動に出てしまうのはさすがに学者のせいではない。

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