2020年03月23日の記事一覧
◎2020年03月23日 ---- ボス ◎
- 映画「三島由紀夫VS東大全共闘」
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「これまで読んだ本で最高のものは?」と訊ねられたら迷わず三島由紀夫の『豊饒の海』(全4巻)と答える。大学生になったばかりの頃、一気に読み上げた。読み終えたときの感動は忘れない。◆私が中学1年生の秋、三島は自衛隊の市ヶ谷駐屯地で「檄」を飛ばした後、切腹自殺した。当時の私は「『金閣寺』を書いたあの小説化が変な自殺をした」程度にしか思わなかった。その後、高校で「文学史」を習うが教科書には三島の代表作として『豊饒の海』はなく『金閣寺』『仮面の告白』などが書かれてあった。おそらく日教組が三島の代表作に『豊饒の海』を掲げることを許さなかったのだろう。◆私が崇拝し畏敬の念すら抱く三島由紀夫が東大全共闘と命がけで討論するドキュメンタリ映画を観てきた。「三島由紀夫VS東大全共闘」・・面白い。分からない言葉がいっぱい出てくるが面白い。感動。映画を観て私が思ったことが二つ。①「超天才の前では1000人の秀才もいきがる赤子みたい」 ②「50年経って、のんびり生きてきた人はのんびりとした顔になる」◆断っておくが私は決して右翼的な思想を持つ者ではない。
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◎2020年03月23日 ---- ボス ◎
- なんだか暗い なんだか不安
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今朝の東京の空、雲が低く垂れどんよりと暗い。コロナウィルスのおかげで景気の先行き不透明、心もどんよりと暗い。◆過去に、今朝と同じようなもやもやとした不安、うつうつとした気分を感じたことが何度かあった。◆平成6年の春、その前年の記録的な冷夏の影響で米不足が深刻であった。その頃、私は仕事ではバブル経済の崩壊に伴うリストラを開始したばかりであった。また家庭では長男の病気、長女の大怪我と暗い暗い毎日だった。耐えて頑張った。いつのまにか暗さはなくなり明るくなっていた。◆平成23年の春も暗かった。言うまでもなく東日本大震災のあった年。町中のネオンは消え、家庭でも停電が相次いだ。電車も動かず、放射能におびえていた。「日本はこれで終わりか」と思った。みんな頑張った。もちろん私も頑張った。いつのまにか暗さは薄れ明るくなっていた◆さて令和2年。新型コロナウィルスという化け物と闘っている。世間は暗い。甲子園野球は中止、おそらくオリンピックも延期か中止になるのだろう。それでもみんな頑張っている。もちろん私も頑張っている。きっと、いつのまにか、或いはある日突然、暗さが薄れ明るく晴れてくるのだろう。そう信じているが・・・。早く晴れないかなあ。
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