2013年11月11日の記事一覧
◎2013年11月11日 ---- ボス ◎
- 島倉千代子さん亡くなる
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島倉千代子さんの代表曲といって出てくるのはまず「東京だヨ おっかさん」続いて「この世の花」か「人生いろいろ」。島倉さんの訃報を伝えるテレビやラジオでもこの3曲が必ず流れていた。◆「東京だヨおっかさん」は二番の歌詞が特に泣かせる。「やさしかった兄さんが 田舎の話を聞きたいと桜の下で さぞかし待つだろおっ母さん あれがあれが九段坂 逢ったら泣くでしょ兄さんも」。靖国神社に眠る兄を母と共に参るもの。私は大学生のときにこの歌詞を知り、この曲を口ずさむようになった。島倉さんは紅白歌合戦に計35回も出場したがこの二番の歌詞を歌うことは許されなかったと聞く。「靖国が問題」だからという。本当だとすれば全くバカみたいな判断。残念で腹が立つ。◆それはさておき私が好きな島倉さんの曲がもう一曲ある。もう皆さん忘れてしまったのか、テレビやラジオの追悼ニュースでも聞かなかった。その曲は「愛のさざなみ」というもの。きっと思い出してくれる方も多いと思うのでその一番の詩を書く。「この世に神様が 本当にいるなら あなたに抱かれて わたしは死にたい ああ湖に 小舟がただひとつ やさしくやさしく くちづけしてね くり返すくり返す さざ波のように」。恋する女性の心を歌わせたらこの人の右に出る人はいない、なかにし礼さんの詞に優しいメロディーを浜口庫之助さんがつけた名曲。なぜだか私はこの歌詞をそらんじている。◆昨日、恩人の墓参りの帰り、車を運転しながら一人で寂しく歌っていた。時がたつのは早い。寒くなった。冬が近づいてきている。
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