2016年12月26日の記事一覧
◎2016年12月26日 ---- ボス ◎
- 賭け麻雀・・・聞いて驚くことか? 「違法行為だと」怒るべきことか?
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飯塚市の市長と副市長が平日の日中に市庁舎を離れ、マージャンを繰り返していたことが分かった。市長と副市長が通常の勤務時刻にマージャンをするとはとんでもない話。私も怒った。 だがこの事件、それ以上にすべてのマスコミの反応が面白い。私に言わせりゃ「新聞記者もテレビのコメンテーターもみんなアホじゃないの?」だ。◆「市長と副市長が昼間から麻雀していたんだって」 「ヒェー!とんでもない話」・・・ここまでの受け答えは理解できる。私も同じ感覚を持つ。 ここからがおかしい。「その麻雀、オカネを賭けてたそうです」「ええっ!? わが国では賭けマージャンは違法行為ですよね」・・・・新聞記者もテレビのコメンテーターもみんな「オカネを賭けていた」ことに驚いた風な小芝居をし、「違法行為だ」と言い、またまた「とんでもない話」と怒ってみせる。 さらに「金を賭けずにマージャンをする人がどれくらいいるのか」と市長が当然の質問を返すと「なんだあの態度は!反省していないのか?」とさらに読者や視聴者の怒りを煽る。読者や視聴者に対して、市長が「はい、オカネ賭けていました。申し訳ありません」と頭を下げないことがけしからん、そんな感じか。自分のアタマで考えない読者、視聴者はマスコミに煽られて、やはり「けしからん」と怒る。◆マスコミにとっては「勤務時間に抜け出して麻雀したこと」よりも「その麻雀にカネを賭けていたこと」の方がよほど悪いことのようだ。さらに「カネを賭けていたことを反省していない態度」がもっと悪いことのようだ。◆新聞記者もテレビのコメンテーターだって麻雀するときは賭けるだろう。市長が説明した「ハコになって3000円」というのは極めて一般的な安い賭け金額だ。今回の事件「賭けていたか賭けてはいなかったか」なんてどうでもいい話。(もちろん麻雀の勝ち負けを装うって業者からワイロをもらっていたなら別だが)昼間っから仕事をせずに抜け出していたことが大問題。◆正義漢ぶるマスコミが(自分のことを棚に上げて)「法律違反だ!」と騒ぎ、それに対して自分のアタマで考えない連中が「そうだ、そうだ」と追従する。マスコミがいいろんなバイアスをかける。しかもすべてのマスコミが同じバイアスをかける。おかしなことだ。・・・・そう言えばついこの間まで「とんでもない発言のトランプなど大統領の資格なし!」とすべてのマスコミが報じていたなあ。
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◎2016年12月26日 ---- ボス ◎
- 超ホワイト企業
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電通の過労死事件によって「実は電通は超ブラック企業だったんだ」などとの噂が広がっている。恐らく電通は今回の事件を機に、ブラックイメージ撤廃に向けて動き出すのだろう。35年前、私が就職した当時の前田建設工業の現場監督は、恐らく電通以上のブラック労働条件だった。安い給与で、悪辣な環境で、とにかく長時間働かされた。苦しかった。きつかった。腹が立った。情けなかった。逃げ出したかった。だが逃げることはできなかった。我慢して、努力して、耐えた。そんな時期が数年続いた。気づくと私は社会人として大きく成長していた。あの苦しい経験が、結果的に、私を大きく成長させたことは紛れのない事実である。◆だからと言って、我が社を興したとき「我が社もブラック企業で構わない」などとは全く思わなかった。「今の当社の社員に、あの頃のオレのような苦しさを味合わせたくない」と強く思っていた。いわば「超ホワイト企業」と呼ばれるような会社になりたい、と願っていた。会社が「超ホワイト」なら社員は「会社のために」と頑張ってくれるものだと思っていた。しかし・・・◆現状を見るに、私の考えは間違っていた。中小企業経営は難しい。従業員が千人を超え、放っといても同期生同士で競争が起こるような大企業なら「超ホワイト」でもいいのだろう。当社のように従業員30名では社員同士の競争は起こらない。「叱る上司」もいなければ「理不尽な仕打ちをする先輩」もいない。少々の失敗をしても社長はじめ、みんなが「いいよ、いいよ」と優しい。その優しさに甘え慣れした連中が今日も「何も指示されないから、私、帰っちゃいますうー」と定刻に会社を出ていく。◆「情報の共有をしろ!」と言っても「ベクトルの方向を合わせろ!」と叫んでも、ほとんどの社員はこのブログすら読もうとしない。(社員30名の会社で、社長が毎日ブログを書いているのに、「読め」と言われなければ読まない社員ばかりであることが不思議でならない。)「自由でのびのびできるのがこの会社の魅力ですよね」などと能天気なことをほざく。◆私は、どうも社員に、ここ数年甘すぎたようだ。舐められているようだ。こんなことではいけない。・・・・年の瀬、いろんな問題が起こっている。来年「優しい社長」はこの会社にはいないだろう。
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