朝の出勤時、自宅を出て日比谷線広尾駅に向かって歩く間だけは仕事のことを考えないように心掛けている。電車に乗れば、つい仕事モードになってしまうから、せめて広尾の坂を下る間だけは欅並木の景色を楽しむ。気付くといつも小さな声で歌っている。いや実際には声は出ていない。心の中で歌っている。今朝は「かぐや姫」の名曲「神田川」の一部を歌っていた。◆「若かったあの頃 なにも怖くなかった」・・何度も口ずさみながら坂を下った。「若かったあの頃 なにも怖くなかった ただ あなたの優しさだけが 怖かった」・・「若かったあの頃 なにも怖くなかった」・・繰り返していた。