2013年08月01日の記事一覧
◎2013年08月01日 ---- ボス ◎
- 原子力発電所ヘリポート
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本日は専門的な話を。◆これまでは原子力発電所敷地周辺の上空をヘリコプターが飛ぶことは航空法で禁止されていた。敷地の上を飛べないわけだから当然敷地内にヘリポートはなかった。ところがあの3.11以来、状況が変わった。万一の事故発生時など緊急時にはヘリコプターで技術屋や政府要人が原発施設を訪問する必要が生じるかもしれない。そのような事態に備えなければならない、ということ。この事態、ヘリポート屋としては当然、予測していた。ところが・・・。◆気付くと全国の複数の原子力発電所施設内にヘリポートができている。当社が作った「原発ヘリポート基準」からするととんでもないしろもの。「誰が許可したんだ!どのような基準なのだ!」との疑問が浮かび確認した。驚いた。とんでもない!◆農薬散布するヘリが畑の中に降りる臨時ヘリポートがある。それと同じ基準で原発施設敷地内ヘリポートも許可したところがあるという。バカじゃないの?日本の役所。農薬散布機と原発施設内訪問機が同じ基準で着陸?あり得ないでしょ!これではいくら私たちヘリポートのプロが「安全なものを!」と言っても、安全に対する意識の低い「電力会社」と「役所」が勝手に適当なヘリポートを作ってしまう。◆「まず、事故なんて起こらないんだから適当に許可さえ取れて『ヘリポート作りました』と言えればそれでいいんだよ。」とヘラヘラ、ニヤニヤしながら責任感、緊張感の足らない電力会社職員と航空局担当官のだらしない対応が目に浮かぶ。
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◎2013年08月01日 ---- ボス ◎
- 下手な新聞コラム
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こうして毎日、誰が読んでくれるか分からない文を書いている。毎日書いているが全く上達しない。文才がない。ただ、稚拙な文章であっても誰にも詫びる必要もなければ媚びる必要もない。無責任でいい、と思っている。読みたい人が読んでくれればいい。◆日本を代表する大新聞の場合にはそうはいかないだろう。私は各紙に目を通すとき、大抵の場合、一面下部のコラムから読み始める。産経の「産経抄」、朝日の「天声人語」がお気に入りだった。全く異なる主張がぶつかる面白さもあったが、なにより両紙を代表する達人の格調高い文章そのものが好きだった。◆ところが、この「産経抄」「天声人語」いつの頃からか実に下手な文章が目につくようになった。とくにひどいのが「産経抄」。中でも目立つのが「・・・・はずだ。」という言葉の使い方。「・・・ではなかろうか」「きっと・・・だろう」「・・・だったに違いない」などいろいろ表現はある。深みも違う。だが今の「産経抄」の執筆者はなんでも「・・・のはずだ」と決めつけてしまう。おそらく一週間に一回程度、この「・・・はずだ」が登場する。うんざり。なぜ産経新聞、だれも彼に注意しないのだろう。誰かが注意すればこの気持ちの悪い「・・・・はずだ」との表現は減るはずだ。◆「天声人語」も落ちてしまった。なにを言いたいのか理解に苦しむ文が増えた。こちらの読解力が落ちてきただけなのかもしれないが。朝刊を読む楽しみが減った。頑張ってほしい。
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